支援。希望。安寧。
小児がんの子どもたちが十分な教育支援を受けることができないと、就職活動でつまずき、雇用、衣食、住居、医療など、他の基本的なニーズも満たすことができなくなります。
エゴノキクラブは、公認心理師を中心に、医療と患者会のネットワークを通じて、子どもには体験を、親には相談の機会を提供し、社会的に孤立する前に手助けをしています。
子どもの復学支援
学校生活をあきらめないために
日本では、困難のある子どもが通常学級に在籍していても、学校は「個別の指導計画」と「個別の教育支援計画」の作成に努めるものとされています。しかし、子どもたちは退院時に教育の計画が立てられないまま通常学級に戻され、そのうちについていけなくなることがあります。
私たちは、医療、教育、保護者、子どもたちと協力し、復学時に教育計画を立てることを推進しています。
発見の場所
健康とリーダーシップを育成
「歩けないかもしれない」と気後れしていた子どもにも、大きな変化が起こりました。「山は登るだけではなかったのです。私にリーダーになるチャンスをくれたのです。」
頂上で、子どもたちは「できた!」を噛みしめていました。「教室では隅っこに座っていたけれど、私にもできることはあるってわかりました。」自然のなかで、新しい自分を発見する自由時間です。
ライフプランの作成
良質な支援を家族に届けるために
子どもが学校で困難に直面してから、相談を受けることが多いです。私たちは、不要な困難を回避するために、あらかじめ子どもの復学から就労までのライフプランを立てるための取り組みも行っています。
私たちは、公認心理師、教員、ファイナンシャル・プランナー、弁護士、医師などの専門家による情報提供を家族に行っています。
自信を与える補習
短時間で、効果的な学習
入院中の学習空白や、復学後の欠席により、子どもたちは不安を覚えます。そのため、安心して次の日を迎えられるよう、オンラインによるスタディ・フレンドを派遣しています。内容は、1回20分の国語の教科書の音読です。国語はすべての科目の基礎だからです。
私たちは、子どもたちがどこにいてもスタディ・フレンドに会えるようにさらなる努力を重ねていきます。
研究をもとに
科学的に実践する
エゴノキクラブのプログラムは、勘と経験と情熱だけで作られているのではありません。子どもたちの未来をより良い方向に転換できるよう、世界の研究の結果も参考にしながら、データに基づいてデザインしています。どのような環境であれば、子どもたちは最大限の能力が発揮できるのか。その答えを見つけ、子どもたちが楽しく社会に貢献していけるように手助けします。
人生のチャレンジ
負の連鎖を断ち切る
小児がんを経験した子どもと家族に支援を提供するだけでなく、この課題に関する社会の認識を高めていきます。また、社会で苦戦する子どもたちのために弁護し、この問題をよりよく理解するために、大学院と連携して、詳細な調査を実施しています。
病気と社会的困難の連鎖を断ち切り、未来の子どもたちが貧困層に吸収されないように、私たちは共に取り組んでいます。